氷河期中途採用157人に1万人超の応募 各省庁共通の国家公務員試験

人事院は13日、バブル崩壊の影響で就職難となった就職氷河期世代を対象に、各省庁共通で実施する初の国家公務員中途採用試験に1万943人の申し込みがあったと発表しました。筆記試験と各省庁での面接を経て、来年3月以降に157人を採用する予定だそうです。

月並みなスキルであれば、短い月日でその陳腐化不適応化が顕在する時代です。また、コンピュータが人間に勝るシンギュラリティが近いともいわれている時代です。労働市場の流動化が遅々として進まない日本において、会社に賞味期限があるのであれば、つぶれる心配のいらない公務員になるというのは、就職氷河期の方にかぎらず、ある意味、むちゃくちゃ魅力的なことになっているのではないでしょうか。

今は、国民全員にお金を配るというベーシックインカムの議論までする時代です。同様に、国民全員が公務員になる、なんて議論は、でてこないのでしょうか?